「なんとなく行きたいと思っているだけで、きちんとした志望動機が書けない…。」そんな悩みを抱えていませんか?
この“なんとなく”を具体的にして、選考に通る説得力のある志望動機を作りたいですよね。
そこで今回は、「なんとなく行きたい」を具体的な志望動機に変える方法を紹介します。
この記事を参考にして、志望動機に悩まず、自信を持って選考に挑めるようになりましょう。
この記事はこんな人におすすめです。
- 効率よく志望動機を決めたい
- 企業全部の志望動機考えきれない
- なかなか説得力のある志望動機を作れない
この記事を読んだら、漠然とした思いを説得力のある志望動機に落とし込めるようになります。
記事を読んで実践してみてください。
☑記事の信頼性(私の体験)
- インターンの選考で全敗
- 試行錯誤を繰り返す→徐々に選考を通るようになる
- 大手企業に内定
選考に通る志望動機の作り方
志望動機の作り方の手順は以下の3つです。
- なんとなく行きたい理由を書き出す
- 書き出した理由を別の角度から見て評価の高い理由につなげる
- 自分の経験などから肉付けしていく
順番に解説していきます。
なんとなく行きたい理由を書き出す
深く考えず、漠然と魅力的だと思ったことをすべて書き出しましょう。
一度書き出してみると無意識に魅力だと感じていたことを引き出すことができるからです。
例えば「年収が高い」「伸びている業界」「商品が好き」などです。
なんでも良いからとりあえず書き出してみよう!
志望理由は主に以下2つの説明を求められます。
- 業界の志望理由(なぜこの業界を選んだのか)
- 企業の志望理由(なぜ私の企業を選んだのか)
思い浮かばない人は業界地図や企業のホームページを使って、他の業界・企業と比較してみるといいですよ。
例えば私の場合だとこんな感じです。
- 化学業界→化学が好き+専攻が化学
- 〇〇企業→他の企業よりも幅広く事業を展開している
「これだと周りと差別化できないんじゃないか?」と心配するかもしれません。
しかし志望動機は筋が通っているほうが大事なので大丈夫です。
志望理由は説得力が大事!差別化はガクチカと自己prで!
こうすることのメリットは2つあります。
- シンプルで忘れづらい
- 業界の志望理由は同じ業界で使い回せる(時間節約)
よく面接で何いうべきか忘れることがあるのでシンプルなのは結構大事です。
また選考のタイムリミットは早いので効率も重視するべきです。
書き出した理由を別の角度から見て評価の高い理由につなげる
さすがに「年収が高いからです」と言ってしまってはだめなので言い回しを変えてみましょう。
例えば「年収が高い→需要が高い仕事、多くの人に貢献できる」などです。
案外言い回しを変えてみた方が自分の本当にやりたいことだったりします。
なので別の角度から自分の心を観察するべきです。
自分の経験から肉付け
なんとなくの志望理由ができたら過去の経験などを結びつけていきましょう。
自分の経験を足すことで筋の通った説得力のある志望動機になるからです。
例えば私の場合だと
志望理由
- 過去に自己成長して問題を解決できた経験→自己成長に喜びを感じる
- もっと多くの問題解決を経験したいから幅広く仕事ができるところ
- 〇〇企業→他の企業よりも幅広く事業を展開している
このときのポイントは下の2つです
- 本当に経験したことを使う
- テンプレに沿って考える
経験してないことを言っていたら志望動機の深堀りをされたときに回答があやふやで矛盾したことを言ってしまうことがよくあります。
必ず自分の経験を関連付けて作りましょう。
テンプレにそって考える志望理由→経験→経験から得たこと・気づき→志望理由
テンプレを使ったら論理的でわかりやすく、はやく作ることができるのでぜひ使いましょう。
志望理由と経験から得たこと・気付きの関連性があるか確認してください。
例えば「成長にやりがいを感じる」という気付きから「社会貢献したい」という志望理由に繋げないでください。
できれば先輩や家族、友人に添削してもらおう!
+α 自分に向いている理由
ここまでできたら志望動機で落とされることはほぼないです。
でも最後に自分がその企業とマッチしている理由も添えられたら完璧になります。
その業界と親和性のある自分の長所や過去の経験をアピールしましょう。(人材業界の志望理由で過去にバイトと店をマッチングさせたことが合ったりしたらその経験を書くなど)
具体例を紹介
ここまでのことを踏まえて具体例を1つ紹介します。
志望理由は私は自身が成長しながら専攻である化学を通して貴社の研究開発に貢献し価値の高いものづくりをしたいからです。私はこれまでに問題解決を通じて自信が成長できたことに大きな達成感を感じました。より大きな問題を解決しより大きな達成感を得たいため、生活の基盤となっている化学業界を志望しました。また、貴社は研究開発に力を入れており新しい技術に挑戦する環境や、国外にも無数の研究拠点がありグローバルに活躍できる環境があるため魅力的だと考えています。自身の専攻である化学を活かし、高効率で化学反応が進行する条件などを検討することで、研究開発に貢献したいと考えています。(280文字)
マーカーなし → 志望理由
黄色マーカー → 過去の経験
赤色マーカー → 経験から得たこと
青色マーカー → 自分がその企業に向いている(自己アピール)
こんな感じで「志望理由→経験→経験から得たこと・気づき→志望理由」を意識して書きましょう!
おすすめの志望動機13選まとめ
大手企業内定者の志望動機をまとめてみました。
「何も志望動機が思いつかないよ」という人は参考にしてみてください。
- 価値あるものを生み出して社会問題を解決したいから
→社会貢献に喜びを感じる - 事業が多岐にわたるため、多くの経験を積めるから
→成長してより貢献できるようになりたい・新しい価値創造につながる - 貴社にしかない新しい技術を学べるから
→知的欲求を満たしたい - 専攻を活かせる業界だから
→自分の専門性を向上させたい - 幅広い価値観を持つ人々と働きたいから
→多種多様な意見の掛け合わせで大きな成果を上げられる - 誰かの力になりたいから
→やりがいにつながる・感謝されたい - 自分の強みを活かせるから
→得意なことのほうが大きく成果を上げられやすい
→分析、コミュ力、課題発見、専門性、プロセス評価、外国語、周囲を巻き込む力 - 責任ある立場になりたいから
→大きなやりがいを得たい - 社会から必要とされる人になりたいから
→自己承認欲求を満たしたい - プロジェクトの最初から最後まで関われるから
→多くの経験を得たい - インターンを通じて自分とマッチしていると思ったから
- 会社のビジョンが自分と一致しているから
- 日本を元気にしたいから
よくある質問と回答
よくある質問に答えました!参考にしてみてください。
Q: 志望動機に使える具体的なエピソードが思いつきません。どうすればいいですか?
まずは、自分の過去の経験や成果をリストアップし、その中から仕事に関連しそうなエピソードを選んでみましょう。
アルバイト、サークル活動、ボランティアなどで果たした役割に注目すると、自然と具体的なエピソードが見つかるはずです。
どうしてもピンと来ない場合は、今から新たな挑戦を始めるのも一つの手です。
例えば、TOEICなどの資格取得に向けて取り組むことで、新たな経験を志望動機に結びつけることができます。
Q: 志望動機を書く際に、企業研究はどの程度必要ですか?
企業研究は、志望動機に深みを持たせるための重要なステップです。
可能な限り時間をかけて取り組みましょう。
企業のホームページをチェックするのはもちろんのこと、競合他社との比較や投資家向けの情報も調べることで、業界全体の視点を持つことができます。
このような徹底した企業研究は、他の候補者との差別化につながり、内定に一歩近づく大きな武器となるでしょう。
Q: 志望動機に「働きやすさ」を理由にするのは避けた方がいいですか?
働きやすさは重要な要素ですが、それだけでは不十分です。
働きやすさを理由にする場合、具体的にどのような環境や制度が自分にとってメリットになるか、そしてそれがどのように仕事への貢献につながるかを説明することが重要です。
Q: 志望動機に業界の将来性を入れたいのですが、どのように書けばいいですか?
業界の将来性に触れる際は、自分がどのようにその成長に貢献したいかを明確にしましょう。
例えば「成長が見込まれるこの業界で、新しい技術を取り入れ、イノベーションに貢献したい」といった形で、自分の役割を描くと説得力が増します。
最後に
今回は説得力のある志望動機の効率的な作り方について解説しました。
このステップを踏めば、説得力のある志望動機を効率的に作成できます。
効率を重視しつつも、自分の強みを最大限に生かして、就活を成功させましょう!